訪問歯科のメリット
身体が不自由で歯医者まで通うのが困難だという場合は、訪問歯科を利用して治療をしてもらいます。高齢者や障碍者の人には強い味方になってくれるはずです。
訪問歯科治療の対象となるには、通院が困難の人と決められていますが、身体に障害があったり病気になっている人こそ、しっかりと口腔ケアを行う必要があります。口腔ケアをちゃんと行うことで、健康な身体と精神を保つことが可能です。
訪問歯科は利用者の体力や体調に合わせて、無理をしないように診療を行っているので、安心して任せることができます。気になるのは費用面ですが、通常の歯医者に通うのと同じように、医療保険や介護保険が適用されるので、患者さんが負担を感じることはありません。訪問歯科のメリットは、患者さんが通院しなくていいだけでなく、入れ歯を作った場合など、実際の食生活を見ることで、よりきめ細かい調節をすることが可能です。介護者にも口腔ケアの方法を指導できるので、すごく助かるという意見もあります。
診察や治療にかかる点数について
歯科医院への来院・通院が困難な患者様の元へ歯科医師や歯科衛生士が直接伺い、診察や治療を行う訪問歯科は保険が適用されるので、通院の場合で受診する際とそれほど大きく計算する点数は変わりません。そのほか、訪問するための交通費や出張費などの往診料もかかりません。訪問歯科診療において、通院治療の場合ともっとも異なる点は歯科訪問診療料が算定できることです。
グループホームや特別養護老人ホームなにおける訪問歯科では一部が介護保険での算定となり、内容に応じて金額が定められています。月の上限額が定められているので、月に何度も訪問診療が行われたとしても上限額を超えて請求することはありません。
歯科の訪問診療は、治療を行う場所や施設など同一建物内の人数によって料金が異なります。また、診療所訪問歯科診療の算定については、改定の度に大きく見直されて、これまで算定点数も大幅に変更になることが多かったので、今後も関患者様が利用しやすい仕組みになっていくことが期待されます。